JA長野厚生連と同労働組合は10月4日と22日、長野市のJA長野県ビルで「第37回厚生連医療を考えるシンポジウム」を開催しました。メインテーマは「ポスト2025年の病院運営の課題と展望について」とし、本会の各病院から医師、看護師ら多くの職員が参加しました。
このシンポジウムは、厳しい医療情勢の中で厚生連職員全員が気持ちをひとつにして、厚生連医療を守り発展させるため、昭和59年から労働組合と共催で開催しています。近年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止としていましたが、5年ぶりにハイブリット形式での開催となりました。
第1部(10月4日)の基調講演では「2040 年を見据えた医療介護提供体制と今後の病院機能について~持続可能な地域社会の実現に向けて~」と題し、急速に変化する人口動態や医療需要の変化など具体的なデータと事例を交え、それぞれの地域の医療提供体制の在り方について一般社団法人未来研究所臥龍 代表理事の香取照幸先生にご講演いただきました。
続く第2部(10月22日)では、各病院の院長・労組代表者をシンポジストとして、メインテーマを基に今後の経営戦略についてパネルディスカッションを行い、基調講演を受けての具体的な課題や解決策について意見を交わしました。会場からも多くの質問が寄せられ活発な議論ができたことは、今後の厚生連医療の在り方について、共に考え理解を深める大変有意義な機会となりました。
今後とも本会は、JAグループの一員として、組合員・地域住民のいのちと生きがいのあるくらしを守り、健康で豊かな地域づくりに貢献してまいります。