JA長野厚生連は、6月28日~30日の3日間、「幹部看護・介護職員育成研修会」をオンライン形式(zoom)で開催し、30名が参加しました。この研修会は、JA長野厚生連の看護・介護の次世代を担うリーダー育成を目的とし、各事業所から推薦された幹部候補の職員を対象に開催しています。
ワークショップ形式で行う本研修は、主題を「新人教育」とし、「新人をどのような看護・介護職員に育てたいか」というテーマについて、グループ毎に熱い議論を交わしながら、新人教育に関するテーマを決定し、それに沿う目標を立て、達成するための方略や評価の手法について考えました。オンライン形式のため、グループワークではGoogleスライドやスプレッドシート等のツールを用いて意見を共有しました。各セッションの全体発表では、タスクフォースからの助言や参加者からの質問等、活発な意見交換がされました。
また研修中は、日本農村医学研究所の栁澤和也主任研究員による「体のメンテナンスについて」のご講演もあり、日常生活の中に取り入れられる簡単なストレッチなどを実践し、リフレッシュの時間となりました。
研修の運営に携わるタスクフォース・事務局では、参加者が研修にスムーズに参加できるよう、当日を迎えるまで何度も打合せを重ねました。慣れないパソコン操作に戸惑ったという声もありましたが、「教育計画を細かく論理的に立て、評価についても勉強でき、貴重な時間だった」「タスクからの助言をもらいながらではあったが、自分の考えや思いを言語化し、教育的に関わることへの根幹を確認できた」「グループワークを通して、自分では思いつかないような意見や考え方を知ることができた」と有意義な研修であったという声が多く聞かれました。
参加者は、研修で学んだ知識・スキルを活かし、それぞれの職場での課題を抽出し、1年を通して改革に取り組みます。この研修を通じて、次世代リーダーへの成長を期待しています。