2022.07.15厚生連通信

令和4年度 幹部看護・介護職員育成研修会 開催

 JA長野厚生連は、6月29日~7月1日の3日間「幹部看護・介護職員育成研修会」を開催し、30名が参加しました。

 この研修会は、JA長野厚生連の看護・介護の次世代を担うリーダー育成を目的とし、各事業所から期待をかけられた幹部候補の職員を対象に開催しています。研修参加職員は、研修を通じて学んだ知識を活かし、1年を通してそれぞれの職場にてリーダーシップを発揮しながら課題に対して客観的に分析し、改革に取り組みます。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、2年間は開催を見送っていましたが、今年度初めてzoomを用いたオンライン形式で開催しました。研修の運営に携わるタスクフォース・事務局では、参加者がオンラインでの研修にスムーズに参加できるよう、当日を迎えるまで何度も打合せを重ねてきました。

 ワークショップ形式で行う本研修会は、多くのグループワークの時間が設けられています。zoomの機能であるブレイクアウトルームを利用し、Googleスライド、スプレッドシート等のツールで意見を共有しながら行いました。

 研修の主題は「新人教育」とし、「これまでの生涯でもっとも印象に残る教育体験」や「新人をどのような看護・介護職員に育てたいか」というテーマについて、グループごとで議論を交わしながら、新人教育に関するテーマを決定し、それに沿う目標を立て、達成するための方略や、評価の手法について考えました。各グループから全体発表を行い、タスクフォースからの助言や参加者からの質問等、活発な意見交換がされました。

 研修の中で、日本農村医学研究所の栁澤和也主任研究員による「体のメンテナンスについて」の講演もあり、日常生活の中に取り入れられる簡単なストレッチなどを実践し、リフレッシュの時間となりました。

 慣れないパソコン操作に戸惑ったという声もありましたが、「教育、学習の目標、行動立案、評価の仕方について学びを深める事ができた」「初めて教わることも多く、普段話したことのない仲間とたくさん意見交換できたことが新鮮であった」「さまざまな現場で働かれている方の意見が聞くことができてよかった」と有意義な研修であったという声が多く聞かれました。

グループワークの様子
体のメンテナンス講義