JA長野厚生連は11月16日、フレッシュ看護・介護職員研修をアクティーホールで開催し、31名の参加がありました。この研修は、就職2~4年目の看護・介護職員を対象とし、JA長野厚生連に働く仲間の交流を深め、リフレッシュする中で、これまでの看護・介護について内省し、これからのキャリアについて考える機会を作ることを目的としています。新型コロナウイルス感染症拡大により、オンライン研修で対応をしていましたが、感染状況が落ち着いていることから、今回は感染予防策を講じた上で集合研修としました。
午前中は、清泉女学院短期大学幼児教育科准教授の塚原 成幸先生をお招きし、「ユーモアコミュニケーションのすすめ」について講演いただきました。ワークを交えながら、相手との向き合い方や笑顔の重要性について学びました。
午後は「これまでに印象に残った看護体験」について事前にまとめてきた事例をグループで発表し、「なぜ印象に残っているのか?」「この事例から何を学んだのか?」などのリフレクションを行いました。それぞれに多彩な経験があり、言語化することで更に深く振り返る機会となりました。グループの意見を聞くことで、多くの気づきや学びがあったようです。
最後に「これから看護師として大切にしていきたいこと」をグループでまとめ、発表しました。キーワードとして、「笑顔」「チームワーク」「傾聴」「個別性」「信頼関係」「自己の振り返り」などが上がり、1日を通じて学んだ成果を感じました。
新型コロナウイルス感染症対応の中、コミュニケーションの希薄さが懸念されています。今回の研修ではグループダイナミクスの効果を改めて感じました。