2020.11.17厚生連通信

医療安全管理担当者研修会を開催しました

JA長野厚生連は10月30日に医療安全管理担当者研修会を開催し、各事業所の医療安全管理者をはじめ、医師など多職種の職員約80名の参加がありました。この研修会は、医療安全管理担当者の知識及び視野を広げることを目的として毎年開催しています。今年度は新型コロナウイルス感染症拡大の懸念から、オンラインで研修会を開催しました。

講師には東京大学大学院医学系研究科 准教授 瀧本禎之先生を迎え「医療現場における倫理・道徳について」と題し講演をいただきました。講演では実際に起きた事例を踏まえながら、医療倫理の基本的な考え方や意思決定の方法を学びました。参加者からは「医療倫理の基本四原則と比較考量について学べたことがとても有益だった」「手続き的主義に見合った倫理の考え方は今後の話し合いの際に活かしていきたい」「適切な方法で意思決定をしていくことの大切さを学べた」「我々が普段使っている『倫理的』という言葉の本当の意味を理解できていなかった事に気づかされた」などの声が寄せられ、医療安全のために医療従事者の倫理観の養成や適切なコミュニケーションが必要であることを再認識するとともに、今後の取組み強化につながる有意義な研修会となりました。

研修会の様子
講演を行う瀧本先生