ＪＡ長野厚生連は8月3日、上田市で鹿教湯三才山リハビリテーションセンター再編成建設工事の安全祈願祭と起工式を執り行いました。当日は地元行政関係者、JAおよび厚生連の関係者、工事関係者の方々にご臨席いただき、工事の無事を祈りました。
現在の中央診療棟、第二診療棟、東病棟、西棟は老朽化が著しく、耐震基準の未達等、入院患者及び利用者の安全確保や利便性向上の観点から、さらに療養に適した環境へとリニューアルする必要性が求められています。併せて三才山病院のライフライン問題、橋梁の老朽化等の諸課題を解決するために、平成25年度から将来構想の検討が開始されていました。
今般の再編成計画は、診療機能をある程度維持しながらスクラップアンドビルド方式で計画されており、最終的には現在の中央診療棟、第二診療棟、西棟、東病棟及び義肢装具棟は解体され、新たに地上八階建、延床面積15,970㎡の新棟を増築する計画です。また、今回の再編成工事に合わせて令和5年4月には三才山病院の機能を鹿教湯病院に統合し、新たに475床の病院として再出発する予定です。
式典のなかで社浦康三代表理事理事長は「鹿教湯病院と三才山病院の再編成として両病院の統合を図り、上田・松本両地域を中心とした皆様方の負託にお応えすべく、新たな体制の強化を図ります」と述べました。
完成は令和6年12月の予定です。今後も地域の皆様が安心して質の高い保健・医療・福祉を受けられるよう努めて参ります。
